質問1,催眠状態とはどういうものでしょうか?
回答1:
催眠状態における脳波は、目覚めて活動している時と深い睡眠時の中間のレベルにあり、α波の状態と言えます。・通常の生活の中でも、幾度となく自然に催眠状態に入っているといわれています
この状態に入ると、緊張が解け、創造力が高まり、リラックスして意識を集中することができるようになります。
催眠状態に入っても、意識ははっきりとしていて、周りの物音や人の話し声などがすべてわかり、自分の言動も完全にコントロールすることができます。
質問2,催眠と言うと「催眠術ショー」を連想してしまうのですが、催眠療法の催眠も同じようなものですか?
回答2:
テレビ番組や映画などに登場する「催眠術ショー」では、催眠をかけられた人は、他人の意のままに操られたり、
常識をはずれた奇妙な行動をとっているようにみえますが、
多くの場合、人の目を引き付け楽しませるための誇張された演出であり催眠をかけられた人は自分の許容範囲でおこなっています。
ヒプノセラピーの催眠状態は、催眠術ショーとは違います。
意識がはっきりとしていますので、
自分が言いたくないことを言うことはありませんし、記憶を失うこともありません。
催眠は自己催眠であり、自分を見失う事はありません、常に自分自身をコントロールしています。
セラピストの誘導を受け入れて催眠に入るかどうかも、自分の意思で選択することができるのです。
質問3,以前ヒプノセラピーを受けた時、催眠状態に入れませんでした。私は催眠に入れないタイプなのでしょうか?
回答3:
催眠中は意識がはっきりとしているため、実際には入っていたにもかかわらず、自分は催眠に入っていなかったと思い込む場合があります。
催眠の深さには個人差があり、ごく希に催眠に入りにくい方もいらっしゃいますが、自分自身を信頼し、
ヒプノセラピーを受ける意志があるならば、通常は、どの方も入ることができます。
睡眠不足や過労など、コンディションによって入りにくい場合も有りますが、セッションの回数を重ねていくうちに次第に深く入るようになるでしょう。
心の深い部分で催眠に対して抵抗感があるような場合には、イメージワークなど別の手法を使ってセッションを行うこともできます。
質問4,前世体験中、何も見えませんでしたが・・・
回答4:
映画館で映画を見るように、映像が次々に現れることを期待される方が多いのですが、イメージの受け取り方は様々です。
映像ではなく色が見えるとか、臭いを感じたり、ただなんとなくそんな感じがすると言うこともよくあります。
イメージを受け取る際、視覚、聴覚、体感覚のどれを優位に使っているかについては、個人差が大きいようです。
視覚、聴覚、体感覚、いずれのタイプの方も、セッションの回数を重ねていくうちにコツをつかみ、次第に楽に印象を受け取ることができるようになっていきます。
質問5,前世で見えたイメージは、想像して作り上げたものではないでしょうか?
回答5:
たとえフィクシ ョンであったとしても、元々自分の潜在意識の中に存在しない要素が現れることはありません。
見えたり、感じたりしたイメージは、全て自分自身の奥底から現れたものです。
再体験して感情を深く味わうことで解放と癒しが起こり、気づきを受け取り、
日常生活に望む変化を起こすことができるのです。
それが事実であるか否かを検証するよりは、むしろ問題を解決し、
心を癒して統合する効果の観点からとらえて、評価していただければよいでしょう。
質問6,催眠から目覚めないことがありますか?
回答6:
目覚めないことはありません。(目覚めようと思う意思が有れば目覚める事ができます)
普通に眠りから目覚めるのと同様に目を覚まします。